「引き分け」という結果は、
どうしてこんなにも空しく切ないんだろう。
昔の「延長サドンデス」、
あれはあれで気持ちを整えられた。

内容に欠けた試合でも勝てば良し、
喜びの中から生活の張りが生まれる。

負けた時は、
「どうやって忘れよう　どうやって紛らわそう」とオロオロする自分がいるのです。

勝てば歓喜、負ければ悲哀。
側から見れば呆れるでしょう
でもなあ、やっぱりね、いいんよね。

サポーターの欲求に際限はない。
元が自己愛なのだから仕方ないこと。

勝つや負けるや　自分の想いから外れた事象を叫び狂うだけ。

かく言うこの私も無論の話。

コロナに泣くチームを「身から出た錆」とは言えない。
ペナルティのマイナス点。
もっと他にー、もっと違う方法がないものか。

精神論は最後の逃げ道だけど
試合の中では、時に大胆に　時に慎重に
無頼と小心を使い分けてプレーしなくちゃいけないんだね。

選手も大変だ。

後半ATに失点。
結果は運に左右されるものではない。
バーに当たろうが、手に当たろうが、
「運」という言葉は慰めの泡でしか無い

唇を噛んで血を流しても構わない、
悔しさは智と勇のバネとなる。

シーズンが始まってしまえば、
暗闇の中に光りを求めるように
不安だらけの試合でも、何処かに希望を探すのがサポーター。

望みを叶える為に夢を見る。
Ｊリーグカップを掲げる夢、唇噛みながらでも前に進め。

和歌山の熊野から石川の石動山、
山形県の羽黒山を巡り帰って来ました

さて我は天狗となれたのか？
開幕戦、我がチームに修験の気を送り届けようぞ。